地域政策入門(関西学院大学)にて講義

5月10日、関西学院大学にて、ゲスト講師として講義をしてまいりました。入学間もない法学部や経済学部の一年生に向けての講義でしたが、事前に担当の教授から、「学生の受けがいいのが、市長のキャリア形成、特に石井市長は起伏が激しい歩みでいらっしゃいますから、その辺がいいかもしれません」という的確な(?)アドバイスもあり、そこを意識してお話してきました。

その前に、関学の学生は多くが西宮市民でないということもあり、西宮市の紹介からスタート。その後、役所とはどういう役回りか、お約束の「The essence of the Government is to subsidize the market failure.」から始まり、アダムスミスの「神の見えざる手」に言及し、その「手」が届かない「公共財の提供」や「外部不経済の是正」が重要な役割と話し、続いてマックス・ウェーバーに言及し、「正当な物理的暴力手段=徴税権や統治権を行使して、人間による人間の支配を行う」のが政府と、うんちくをかみ砕いてお話ししました。もちろん、その権力が正当化されるプロセスが民主主義=選挙なのだよ、ともお話しして、ですが。

そして、重要なのは「シチズンシップ」であり、一人一人が前向きに社会に向かう社会、まさにケネディ大統領の就任演説にある「Ask what you can do for your country.」の精神の大切さを訴えました。フランス革命の失敗とアメリカ独立革命の成功という歴史も、シチズンシップ の大切さを知る上で大切だよと説きました。

私自身の歩みに関しては、政治家一家に育ったけれども、社会人の第一歩は神戸製鋼所で過ごしたことが何よりよかったこと、アメリカ留学などの変化が人生にとってとてもよかったこと、社会人になって化学の元素表を学びなおす必要性に迫られたことや、衆議院議員の時に原発事故で東電で経験した神頼みのことなど、たくさんの経験を端折ってあぶりだしてお伝えしました。数々の挫折や失敗があったからこそ、自分なりに悟って今がある、そんなメッセージが伝えらえれたと思います。おまけに、結婚はすばらしいことだが、いくら愛し合っていても、他人様と暮らすということを心得る、それを今となって悟る、ということも伝えておきました。

さて、今日の講義がどれだけ彼らの身になったかわかりませんが、自分にとってはよい振り返りの時となりました。

Boys and Girls be ambitious!