GONZAGA大学学長来西!! Spokaneとの縁が紡ぐ国際交流

本日、アメリカの姉妹都市であるワシントン州スポーケンから、GONZAGA大学のThayne M. McCulloh学長が西宮市役所へお越しくださいました。社会心理学の専門家でもある学長は、世界の紛争地帯にいる難民の子供達に教育機会を提供するプログラムに挑むと共に、学生たちに世界に目を向ける大切さを説くという、学長としてのミッションを熱く語ってくれました。

このGONZAGA Universityですが、そうです、あのNBAドラフトで上位指名されワシントンDCに行った八村塁選手がつい先日まで通っていた大学です。学生数が5000人程度と中規模ながら、文武両道の、Spokaneのみならず全米でも評価の高い大学です。なぜGONZAGA の学長が西宮へ?!て感じですが、この縁を紡いだのは、ほかでもない、西宮市とスポーケンの姉妹都市の関係です。

GONZAGA大学は、まさにアメリカ西部の名門校で、姉妹都市協会のHerriges会長もOBですし、同大学の卒業生には、連邦下院議長や駐日大使を務めたTomas Fory

(トム・フォーリー)氏、そして誰もが知っているクリスマスソングのホワイトクリスマスのビング・クロスビーもおります。とても活気のある大学で、先月のスポーケン訪問の際には、八村選手をつい先日まで指導していたTomコーチに迎えてもらい、トロフィーまで触らせてもらいました。大学バスケットとはいえ、そのレベルはとても高く、公式戦が行われるバスケットボール専用アリーナは、実に6000人の収容ができるそうです。

さて、このGONZAGA大学との縁を深めているのが、武庫川女子大学を運営する武庫川学院のMukogawa Fort Wright Campusです。今回も、GONZAGAの学長は、武庫川学院の80周年記念式典で来日されることとなりました。

さて、武庫川学院のFort Wright Campus は、甲子園球場の12倍の広大な土地全体を有し、武庫川女子大の学生が在学中に4か月の間、英語漬けの寮生活を行う場です。すでに30年の歴史を重ね、地域コミュニティの人々との触れ合いを持ちながら、貴重な経験をすることができます。ここはもともと、Fort Wright の名が示す通り、軍の要塞=Fortでした。建物はほぼすべて、Fortの時の施設をリノベーションしており、これがまた趣があっていい感じです。一時Community

Collageでありましたが、両市提携の立役者であるTsutakawa氏の尽力によって武庫川学院との縁が出来、Spokaneに武庫川学院のキャンパスが出来ることになりました。

わたしが訪問した際にも、ちょうど200名程の武庫川女子大生がSpokaneで勉強中とのことで、彼女たちとも出会うことができました。日本にいるだけでは経験できない、違う文化、違う考え方、違うものの見方、価値観に触れる機会は、彼女たちにとっても自分自身を見つめる良い機会になっていると感じました。

さて、武庫川女子大学では、来春に経営学部新設に伴い、Spokaneでも経営学部の授業を行うそうですが、その際にはGONZAGA大学から教授を派遣いただくそうで、こうした流れから、西宮市の教育、国際交流に新たな展開が生まれないかと、とても楽しみです。

こうした国際交流こそ、まさにPeople to People、私たちが紡いでいくべきものなのです。国際情勢がいろんな意味で心配な今こそ、地域主体、個々人ベースの国際交流を大切にしていきたいと思います!!

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