5月議会招集 第四次補正予算案について

本日、市議会に対して招集をお願いし、市として成立を期す第四次補正予算案について説明させていただきました。22日にご審議、決議いただくこととなります。

主な事業として、
感染症拡大を防止するための事業として、PCR検査センターの設置や、避難所等における感染症対策拡充、医療介護施設等への衛生用品等の支給、妊婦へのマスク・消毒液配布を行います。
つぎに、子どもの学び、暮らしを守るために、小・中・高校生への就学奨励金、奨学金拡充(家計急変世帯への支援)、児童扶養手当の市独自支給(5万円)、子どもの食サポートなどを行います。
そして、市民の生活、文化を支えるための事業として、働く障害者への支援、店舗等賃料支援金の拡充、文化芸術アーティストやギャラリー等の支援などです。これに加え、別途、水道基本料金の四ヶ月間無料も行います。
これらの施策を、市民の皆さんとともに進めたいという思いから、新型コロナウイルス感染症対策基金の創設とみやっこ元気寄附金の受付を始めます。

総額94896万円のうち、市一般財源75699万円となり、多くの事業が市独自のものとなります。以下、長くなりますが、5月補正予算(案)の各項目についてご紹介いたします。

1.新型コロナウイルス感染症対策
(1)感染予防対策
・施設等への衛生用品等の支給による感染防止対策      (補正予算額) 53,780千円
市内企業が製造する消毒液や、衛生用品等を購入し、医療機関や福祉施設等に支給する

・避難所等における新型コロナウイルス感染症対策      (補正予算額) 62,212千円
避難所における感染を防ぐため、3密を回避するために必要な資機材を購入する

・(仮称)地域外来・検査センターの設置           (補正予算額) 18,400千円
西宮市医師会と連携・協力して、PCR検査を必要とする患者に適切な検査を行う体制を整備する

・妊婦へのマスクと消毒液の配布              (補正予算額)  1,189千円
妊婦の方々が安心して出産等ができるよう、感染予防のためのマスクと手指消毒用アルコールジェルを配布する

(2)地域医療、福祉施設等への支援
①介護施設等新型コロナウイルス感染症対策支援事業
介護施設等が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎつつ、介護サービスを継続するための支援をする
・介護サービス継続支援事業                (補正予算額) 36,488千円
利用者又は職員に感染者が発生した介護サービス事業所等が、必要な介護サービスを継続して提供するために必要な費用を補助する

・濃厚接触者へのサービス提供継続支援事業         (補正予算額)  4,500千円
濃厚接触者又は感染者と判断された場合においても、日常生活に必要な介護サービスを維持するため、介護サービス等従事者に対する特殊勤務手当について補助を行う

・新型コロナウイルス感染拡大防止対策事業         (補正予算額)  1,500千円
介護施設等において感染が疑われる者が発生した場合に、事業者が行う消毒・洗浄のために必要な費用を補助する

・ICT導入支援事業                   (補正予算額)  6,200千円
感染拡大防止措置として面会制限等を行う介護保険施設において、面会者等との接触機会の削減のためのICT機器導入に要する費用を補助する

②障害福祉サービス事業所新型コロナウイルス感染症対策支援事業
障害福祉サービス事業所等が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎつつ、障害福祉サービスを継続するための支援をする
・障害福祉サービス確保のための支援策           (補正予算額) 12,750千円
利用者又は従業者に感染者が発生した障害福祉サービス事業所等が、必要な障害福祉サービスを継続して提供するために必要な費用を補助する

・濃厚接触者へのサービス提供継続支援事業         (補正予算額)  4,050千円
障害福祉サービスを利用している障害者等が、濃厚接触者又は感染者と判断された場合においても、日常生活に必要なサービスを維持するため、障害福祉サービス等従事者に対する特殊勤務手当について補助を行う

・新型コロナウイルス感染拡大防止対策事業         (補正予算額) 13,100千円
障害福祉サービス事業所等において、感染者が発生した場合等に、事業者が行う消毒・洗浄や感染予防のために必要な費用を補助する

・ICT導入支援事業                   (補正予算額)  2,000千円
感染拡大防止措置として面会制限等を行う障害者支援施設において、面会者等との接触機会の削減のためのICT機器導入に要する費用を補助する

③児童福祉施設等における感染拡大防止対策に係る支援     (補正予算額)130,676千円
児童福祉施設等が購入する感染拡大防止用の備品や消毒液等の購入費用を補助する
小学校の臨時休業等により、ファミリー・サポート・センター事業を利用する場合の利用料を助成する

2.市民生活への支援
(1)子育て世帯支援と子供の学びへの支援
・児童扶養手当受給者への臨時特別給付金の支給       (補正予算額)141,374千円
児童扶養手当の受給者に対し、臨時の特別給付金5万円を支給する

・家計急変世帯への支援〔就学奨励金〕           (補正予算額)160,836千円
就学奨励金(小中学生)について、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した世帯で一定条件を満たした場合を給付の対象として拡充する

・家計急変世帯への支援〔西宮市教育委員会奨学金〕     (補正予算額) 23,655千円
奨学金(高校生)について、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した世帯で一定条件を満たした場合を給付の対象として拡充する

・市立高校緊急支援事業                  (補正予算額)  6,307千円
臨時休業中の市立高校に学習支援アプリを導入し、授業動画の配信や自宅で学習する生徒の教育相談、健康管理等を実施する

・子どもの食サポート事業                 (補正予算額)  2,400千円
家庭事情等により支援が必要な子どもたちに対し、子ども食堂が昼食(弁当)等を無償提供する場合に経費の一部を補助する

(2)市民生活支援(市民生活の負担を軽減する) 
・水道料金の基本料金の減免措置                               (約11.3億円)
新型コロナウイルス感染症対策として、経済的負担の軽減と、手洗い・うがい等の衛生対策の徹底を支援するため、水道料金の基本料金を4か月間全額減免する
(県営水道料金の免除額確定後に補正予算を計上予定)

(3)地域経済支援(地域経済の応援、雇用を守る)
・店舗賃料支援金事業の対象業種の追加                 (補正予算額)163,500千円
既に実施している個人事業主への店舗賃料支援金事業の対象業種について、卸売業、不動産業、娯楽業、学習支援業、療術業を追加する

・雇用調整助成金等の臨時相談窓口の設置          (補正予算額)  6,030千円
政府の雇用調整助成金等の制度の利用促進を図るため、手続きや制度概要についての無料相談を実施するほか、制度の利用を検討する事業所にアドバイザー派遣を実施する

・文化芸術活動への支援                  (補正予算額) 14,500千円
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた、文化芸術活動の場を提供する事業者等や、活動の場が減少したアーティスト等を支援する

・障害者就労施設で働く障害のある人への支援        (補正予算額) 15,414千円
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた障害者就労施設を支援する

・学校給食調理業者への支援〔臨時休業支援補助金〕    (補正予算額) 12,089千円
学校給食用米飯・パン業者に対し、3月に製造を予定していた数量にかかる加工賃の一部を補助する

・学校給食調理業者への支援〔衛生管理改善事業補助金〕 (補正予算額)  5,516千円
学校給食調理業者が、学校給食再開に向け、新型コロナウイルス感染症も踏まえた衛生管理の徹底・改善を図るために要する経費の一部を補助する

3.その他
・市議会議員等の報酬等減額(市議会)         (補正予算額)▲64,417千円
市議会からの申し出を受けて、市議会議員及び議選監査委員の報酬等について減額する

・常勤特別職等の給与減額                             (補正予算額)▲17,356千円
市長等常勤特別職及び局長級の給与について減額する

・新型コロナウイルス感染症対策基金の設置             (補正予算額) 82,263千円
新型コロナ対策みやっこ元気寄附金を創設し、市民や企業、団体からの寄附金及び議員報酬等の減額補正分を新型コロナウイルス感染症対策の財源として基金に積み立てる

・予備費の増額                                       (補正予算額) 50,000千円

コロナを乗り越え、これまでのような元気な西宮を取り戻すためには、多くの市民の皆様の力が必要です。そうした中で、市議会議員の皆様方からも自らの報酬を減額されるための条例提案をいただきました。このご厚意をありがたく受け止め、この度、設置を提起いたしました「新型コロナウイルス感染症対策基金」の財源として役立てさせていただくことにしたいと考えております。尚、市議会議員の皆様の減額幅は15%を来年3月末まで継続することとなり、額にして約6,442万円となります。また、私・市長をはじめとした特別職および局長級の一般職の報酬等も減額し、同じく基金の財源として役立てることといたします。減額幅は職階ごとに異なりますが、私や副市長は15%減、となります。
今後は、経済的にお力添えいただける市民の皆様方や企業の方々にも広くお声かけをして、新型コロナウイルス対策の事業として役立てさせていただきたいと考えております。名付けて「新型コロナ対策みやっこ元気寄附金」とし、5月22日から口座振込、市ホームページなどを通じて寄附の受付を開始しますので、皆さんのご厚志を賜りますよう、お願いしたいと考えております。

この度の補正予算案とは別の案件ですが、この機会に何点かご報告をさせていただきます。

まず、臨時休業期間中の小学校の校庭開放についてです。518日から29日までの平日、各小学校において校庭を開放することとなりました。公園の密が懸念されることや児童の健康保持、運動機会の必要性を鑑みての対応です。開放日等は各学校によって設定されておりますので、ホームページ等をご確認ください。

次に、「善意のマスク」の募集についてです。ご家庭に余剰マスクがある場合に、子どもたちの教育活動への活用をさせていただきたく、教育委員会に置いて皆様からのマスクを募集させていただくことといたしました。ただし、人と人との接触を避けていただく観点から、わざわざお持ちいただくのではなく、西宮市教育委員会までお送りください(〒662-8567 西宮市六湛寺町3番1号 西宮市教育委員会 教育総務課宛)。尚、何らかのご用事があり、市役所へ立ち寄られる際には、市役所本庁1階総合案内所および東館7階 教育総務課に「善意のマスク」受付ポストを設置しております(平日10時~16時)のでこちらもご活用ください。

次に、さくらFM「みやっ子ホームルーム」の放送についてです。これは、休校が続く児童生徒の生活リズムを整える一助となればと、私が毎朝8時30分からの10分間、ラジオを通じてホームルームのようにお話をする番組です。5月13日から開始し、29日まで続ける予定です。これまでのテーマは、13日「規則正しい生活について」、14日「インターネットとの向き合い方」、15日「身体を動かすこと 公園でのマナー」がすでに放送済みで、来週は市職員とも一緒になって放送します。18日は保健所の管理栄養士さんと「早寝早起き朝ごはん」、19日は保健所の保健師さんと「咳エチケットとマスクの使い方、手洗いについて」を予定しています。放送していると、ラジオの向こうから子供たちの声が聞こえるようで、とても楽しくお話ししています! ラジオはもちろん、スマホでも聴けますのでぜひお子さんと聴いてください!

最後に、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、市内の医療機関・医療関係者の皆様には絶大なるご支援・ご協力をいただいておりますことに、改めて、厚く感謝申し上げます。また、多くの市民・団体・事業者の方から、マスクや消毒液等の寄贈がありました。本当にありがとうございます。医療機関等、必要なところに配布し、有効に活用させていただいております。
今、私たちはこれまでに経験したことのない難局に直面していますが、皆さんと力を合わせ協力して行くことによって、必ずや乗り切ることができると思っています。私をはじめ、西宮市役所は全力を尽くしてまいります。市民の皆様、そして事業者の皆様の引き続きのご理解、ご協力をお願い申し上げ、報告とさせていただきます。

令和2515
西宮市長 石井登志郎

写真の布マスクは、西宮ホワイトライオンズの皆さんが手作りしていただいたものです。「石井市長のカラーは青よね!」と、そこまで考えていただいてのプレゼント、とっても嬉しくつけさせてもらっています!