みんなと動かす

新しい西宮市では、自由闊達に、みんなが声を上げることからまちづくりが始まります。
みんなが考え、みんなで動かす。決まった人たちだけが、ひとりよがりに決めることはありません。大人たちがみんな(ときには子どもたちも)、こんなまちにしたい!を考え、ぶつけ合います。誰かに任せきりにもしません。やる気のあるひとが、どんどん自ら進めていく。そこに寄り添う市長、市役所。
みんなの前向きなエネルギーが、西宮をどんどん変えていきます!

 

1.みんなと動かす

情報フルオープン、市民提案型まちづくり、アクティブな市長!
新しい西宮市は、「OPEN!」を合言葉に、市政と市民をつなぐ「仕組み」を変え、市民の声をベースにしたまちづくりを行います。

 

「市長へのホットライン」の創設

「せっかくよいアイデアがあるけど。」「これは直接トップの耳に入れたい。」こんな声に応えるのが、「市長へのホットライン」です。多くの自治体においてすでに同様の取り組みが行われており、市政運営の目安箱的機能として評価されています。新しい西宮市においては、これらにSNSなど様々なパイプを使い、市民の声が届きやすい仕組みを作ります。そして、基本的に市長がすべてのご意見や提案に目を通し、必要な対応、検討を行います。直接つながることで、多様な声に耳を傾けることができます。また、寄せられたご意見は、個人情報や、直接機微に触れる内容でない限り、原則公開して、その対応も含めてホームページに公開することを考えています。そうすることで、市民の皆さんが「これまでにどんな提案があったのだろう?」「自分が思っていることと同じような案件はあるかな」と思った時に参考にできるのではないでしょうか。この「市長へのホットライン」のあり方も、市民の皆さんとキャッチボールしながら、作り上げていきたいと思います。


 

情報「フルオープン」構想

まちづくりアンケートや皆さんの対話でよく耳にしたのが「行政の情報がわかりにくい」「予算の使途がわかりづらい」というような声。きっとどこかで公開しているのでしょうが、わかりにくさが市民の実感。新しい西宮市では、原則全ての行政情報を公開することとし、IT等活用し「見える化」を徹底します。「見える行政」によって、市役所への信頼度向上につながるはずです。


 

「市民提案型予算枠」の導入

新しい西宮市では、市長や市職員、議員だけでなく、一般の市民からも新たな取組の提案を募ります。「市民提案型予算枠」を設け、市長や議員、市職員だけでは思いつかないアイデアの新しい事業を進めます。そして理想的には、その提案を受けた新たな事業を進めるかどうかについては、市長や役所内だけで決定するのではなく、市民の中での議論や投票によって決められるようになれば良いと思います。予算を組むのは家計をやりくりすることと同じような難題が避けられません。市民の皆さんと一緒に考え、選択していく。このプロセスもとても意味のあることだと思います。


 

「いっしょにしましょ課(仮称)」の創設

「市役所のどこに言ったらいいのだろう?」そんな思いを感じたことはありませんか? 新しい西宮市では、市民の目線に立った協働の窓口組織をつくります。新しい課では、市民の困りごと、特に市役所内の組織を横断する課題をワンストップで受けとめます。お隣の芦屋市には「お困りです課」という名の課がありますが、新しい西宮市ではその一歩先を踏まえ、市民参画を見据えて「いっしょにしましょ課(仮称)」という名前にしてはどうかと考えています。

 

若い声を市政へ! 「未来人材枠」の創設

審議会や各種会議への参加は、どうしても中堅から高齢者層へと偏りがち。でも、この先の西宮市を担うのは、若い世代の力です。その意味で、市の審議会などの年齢構成は、できる限り幅広く、バランス取れたものであるべきと考えます。そこで、新しい西宮市では、各種審議会等に「未来人材枠」を設け、20代など若い世代の声が市政に反映される仕組みを作ります。また、インターネットを活用した積極的な市民の声をくみ上げる取り組みも進めます。こうすることで、幅広い声が市政に反映されるとともに、若い世代も「自分たちの声が市政に反映されるんだ!」と思え、政治参加への意識が強くなっていくことが期待されます。


 

「市民参加型行政レビュー」の実施

市がどんな事業をやっているか、そしてどれだけの費用対効果を考えているか、できる限り市民にわかりやすく説明する責務が、市役所にはあります。もしかしたら、歴史的使命を終えたのに、長年続いているからと言うだけで予算が付き続けている事業があるかもしれません。そこで、新しい西宮市では、西宮市で行われている事業に対して、その効果検証を公開の場で行います。その行政レビューには、市民にも参加してもらい、事業検証に協力してもらいます。市の貯金(財政基金)もあと10年で使い果たすと、市自らが見通しを示しています。不断のコスト検証は、不可欠です。「市民参加型行政レビュー」を通じて、行政側のコスト意識が徹底されるとともに、市民参加の推進につながると考えます。


 

Free Wi-Fi まちづくり構想

将来的には、西宮市全域をFree Wi-fiを目指したいと思います。まずは、主要な駅前や役所前などでFree Wi-fi Spotをつくります。そして、そのfree wi-fiを通じて、例えば月に一度、1分程度で済む市政アンケートへの協力をお願いし、特にNet世代の声を汲み取る仕組みをつくりたいと思います。


 

市長が率先垂範 「市長給与削減」

市のトップである市長がまず範を示して市政をけん引していく責務があると考えます。今後の厳しい財政見通しや、多様な行政ニーズにこたえるため、そして行政レビューを通じて思い切った判断も求められると考える中で、市長給与の削減は必須です。現在、阪神間で断トツのトップである市長給与をそのまま受け取ることはあり得ません。
※参考 2017年12月の阪神間の各市長の期末手当額
西宮市336万円、尼崎市224万円、芦屋市266万円
伊丹市256万円、宝塚市212万円、川西市194万円


 

市役所で一番アクティブなのは「市長!」

西宮市のリーダーとなろうと考えたきっかけの一つが、「市長の顔が見えない」という市民の声でした。市長は、市民生活の主役ではありません。でも、いちばん動く人でなくてはいけない。そして、現場の課題、市民の声に出来る限り向き合うべきと考えます。
新しい西宮市では、市長が市役所の先頭に立って、真っ先に現場に赴きます。市長が学校・保育園・病院・介護施設などを訪ね、現場の声を伺う、「ウィークリー現場訪問」を行います。毎月、市長が市民と直接対話する「マンスリー対話集会」を行います。市長となった後も街頭に立ち、「まちかど市政報告」を行います。先述の「市長へのホットライン」とあわせて、市民の誰もが、市長へ直接声が届く体制をつくります。また、市役所を支える職員と市長が、オープンに対話できる場を設けます。若手を中心とした職員が、市長と個別に意見交換・悩み相談を行う機会もつくりたいと思います。


 

幹部職員への積極的な女性登用

西宮市は人口の半数以上が女性、そして住宅都市ですから女性の声こそが、しっかりと市政に反映されていかなくてはなりません。一方で、西宮市の女性管理職割合は11.6%と、兵庫県の平均(14.6%)を下回っています。これを少なくとも県平均を上回るようにして、女性の目線を市政に活かし、生活者、消費者、お母さんにやさしい西宮市を目指します。

 

 

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