瓦木中学校で「ごみ」「エネルギー」など環境問題をテーマに講義しました

先日の台風19号では、日本列島に甚大な被害をもたらす結果となりました。お亡くなりになられた皆様に心よりのご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。先月、今月と東日本を襲った台風や、昨年の西日本を襲った災害の数々をみるに、地球環境問題が今を生きる私たちにとってとても大きな課題であることを改めて思うところです。

そうした中、本日は市立瓦木中学校に出向き、「ごみ」と「エネルギー」をメインに、環境問題をテーマとして講義をする機会をいただきました。これは、来月に広聴会として市内7か所で行うものの学校訪問バージョンとして位置付けており、啓発を図るとともに、学生を含めた市民から様々な提案や意見をもらうことができればと考え、実施しているものです。先日に市立西宮東高校で行いましたが、このシリーズでは今日が二回目となりました。

ごみ問題に関しては、西宮市ではもろもろの諸費用におよそ52億円の税金を使っています。一人当たりにするとおよそ10685円ものコストをかけています。分別されたもののうち焼却するのものは、西宮浜と鳴尾浜にある焼却施設で燃やしますが、その残灰は大阪湾フェニックス計画に基づき、埋め立てへと向かいます。こうした事実をまず認識してもらったうえで、今とても全世界的な問題となっているプラごみ問題や食品ロス問題について、現況と市の取り組みをお話ししました。

エネルギー問題については、地球温暖化の要因となっている温室効果ガスの排出量が、西宮市では民生家庭部門が37%も占めており(国全体では17%)、それだけ個人のライフスタイルが与える影響の度合いが大きいことをまずお話ししました。その上で、昨今の便利な社会が、結果として使用電力量の増加につながってしまい、温室効果ガスの排出増にもつながっている現実をうけとめ、それぞれの生活で何ができるか、具体策を紹介しました。

瓦木中学校の皆さんは、とても熱心に話を聞いてくれ、そして「南極の氷が溶けたらここも水没するのですか?」と、想定外の質問までしてくれました。今日の話が、彼らの今後の行動に少しでもつながってくれ、ひとりひとりの市民が、環境問題に向き合って動き出していけるよう、我々も頑張ってまいります。今後もこうした活動を展開していきたいと思います!

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