市長コラム 令和4年(2022年)8月
市政報告 広聴会を通じたコミュニケーション

先週、市内五カ所において市政報告 広聴会を開催いたしました(7月26日市役所第二庁舎、7月30日鳴尾中央センター、大学交流センター、7月31日東山台コミュニティ会館ナシオンホール、山口公民館)。初回の第二庁舎で実施した際には、オンラインも併用したハイブリッド形式も取り入れ、およそ100名の皆さんにご参加いただきました。
コロナ第7波が相当な勢いで拡がりを見せる中でしたので、開催自体の是非も熟慮致しましたが、会の性質上、対策を講ずることで感染リスクを極小化できると考え、予定通り行うことと致しました。平時には参加者が直接マイクを握って地域の課題等をお話しいただくのですが、今回は紙に書いていただくか、ウェブ上にお書きいただき、それに私が応える形式としました。
そうした中で今回、改めて実感したのが、市民の皆さんの温度感、空気感をリアルに感じられるこうした機会は、日々市政運営をする上でとても大切だということです。言葉を発していただくことがなくても、文字にして示されるご意見や感想は、こちらの説明に納得いただいた時のマスク越しに見える目の表情、物足りないと感じられた時の空気感なども含め、体感することができました。
二期目のスタートにあたる今回は、この4年間に、市政として二つの大きな節目を迎えるにあたり、文教住宅都市のバージョンアップをはかりたい、とお伝えしました。それと共に、環境問題の実践にもより取り組む意義をお伝えし、さまざまなご意見をいただいている指定ごみ袋への転換についても、始めて一ヶ月も経たないうちに成果が見え始めていることをお伝えし、考えが共有できたと思います。また、私が十分に認識出来ていない課題を教えていただく機会ともなり、勉強にもなったと感じています。
一方で、やはりリアルにこうした会に参加される方は、本当に限られていることは認識しています。48万人を超える市民の中でご参加いただいた方はほんの一部であり、地域の声を代表していただいているところもあるでしょうが、やはり大多数の声は汲み取れていないところはあると思っています。今日のような機会は今後も意識して設けて参りますが、それと共に、ご家庭やお仕事の都合もありこうした会に参加が難しい方や、市政をそう意識されていない方の声を、どう汲み上げていくか、ICTなどの活用も視野に入れながら、市民の声に寄り添った市政運営を続けて参りたいと思います。
ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

令和4年8月1日
西宮市長 石井登志郎
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