今年も梅雨が明け、暑い夏がやってきました。子どもたちは夏休みに入り、元気な声があちらからこちらから、聞こえてきます。そして夏と言えば、各地域での夏祭りですが、今年はコロナ明けから二年目、本格的に元に戻った夏を迎えるように思います。
この週末も、さっそく数か所の夏祭りをまわり、子どもたちの元気な姿、地域の方々の笑顔、シニアの皆さんのパワーに触れ、うれしく感じました。それぞれの夏祭りに汗をかいて準備し運営していただく方々に、心から御礼申し上げます!
コロナ禍によって、新たな生活習慣が生まれ、オンラインの普及などが進み、とにもかくにも合理的な社会になって行くことは一定評価できる部分もあります。一方で、やはりリアルな人と人との触れ合い、それも地域社会のつながりのシンボルでもある夏祭りが、伝統的な形を踏襲しながら盛り上がっていく姿は、とても心躍るものです。
私も数年前ではありますが、自分の地域で夏祭りのお手伝いに精を出したこともあります。普段の生活ではできないような経験は、とても楽しく興味深いものでした。ある年は、金魚すくいコーナーを担当し、金魚の仕入れから、幼児用プールへの水張り、当日の店番を数時間ぶっ通しでやりました。またある年はたこ焼きリーダーとなり、卵と生地と水の配分を決める際にその濃さについて本気でディスカッションしたことなど、楽しい思い出がいっぱいです。その際、顔見知りのご近所さんと徐々に世間話をするようになり、お近づきになれたことで地域で暮らしていく楽しさが広がっていったようにも思います。
行くだけでも楽しい夏祭りは、その参加度合いを深めていくことで、より楽しみも増していくと感じています。それに加えて、夏祭りや地域の行事で紡がれたそれぞれの地域での繋がりは、必ずや日々の暮らしや何らかの災害など有事において、強みを発揮することでしょう。是非ご自分の地域のお祭りや盆踊り、サマーフェスティバルなどに、多くの市民のみなさんに参加していただき、西宮の夏を満喫してもらいたいと思います!