18歳までの医療費完全無償化に込めた思い

西宮市では、令和8年1月から「18歳までの医療費完全無償化」を実施します。これは、子育て世帯の負担を軽減し、安心して子どもを育てられる環境を整えるための、大きな政策判断です。

兵庫県の子ども医療費助成制度は、一定の役割を果たしてきましたが、所得制限があり、対象年齢も中学生までに限られているという課題がありました。実際には、高校生世代になっても医療の必要性は変わりませんし、家庭の事情は所得だけでは測れないものです。「制度のはざまで支援からこぼれ落ちてしまう子どもがいるのではないか」。そうした問題意識が、今回の制度拡充の出発点でした。

そこで西宮市として、県制度に上乗せして、市の責任において18歳までを完全無償化するという決断をしました。所得制限を設けず、分かりやすく、誰もが安心して利用できる制度にすることで、必要なときにためらわず医療につながれる環境を整えたいと考えたからです。

医療費の負担は、子どもが小さい時期だけでなく、成長とともに継続的にかかります。特に思春期や高校生世代では、ケガや体調不良に加え、心のケアが必要となる場面も少なくありません。費用の心配が受診の遅れにつながることがないようにすることは、子どもの健やかな成長を守る上で非常に重要です。

もちろん、市としては制度の持続可能性も重く受け止めています。将来世代に負担を先送りすることのないよう、財源や制度設計についても検討を重ね、責任ある形での実施を決めました。単なる拡充ではなく、「続けられる支援」であることを大切にしています。

西宮市はこれまでも、保育の受け皿整備や教育環境の充実、子どもの声を市政に反映させる取り組みなど、子育て・教育分野を重視してきました。今回の医療費完全無償化も、その流れの延長線上にあります。

子どもたちは、西宮市の未来そのものです。誰一人取り残さない制度を、市として責任をもって整える。その思いを形にしたのが、18歳までの医療費完全無償化です。

子育てを支えるまち西宮を、これからも、もっと前へ進めていきます。

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