先日、「西宮市の財政の現在地」についてお話しした動画に続き、今回は財政説明シリーズの第2回として「西宮市の借金(市債)」について解説する動画を公開しました。
自治体の財政について話題になると、「市の借金はいくらあるのか」という点を気にされる方は多いと思います。そこで今回は、市債の状況について、できるだけ分かりやすく説明しました。
まず、市債とは何かという点です。自治体の借金と聞くとネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、実際には学校や道路、下水道など、長い期間にわたって市民が利用する施設を整備するために活用されるものです。こうした施設は将来の世代も使うことになるため、世代間で費用を分担するという考え方で市債を活用しています。
では、西宮市の借金の状況はどうなっているのでしょうか。
市債残高は、私が市長に就任する前の時点(平成29年度末)では約1418億円でしたが、令和6年度末では約1225億円まで減少しています。約193億円の減少となっており、着実に縮減を進めてきました。
また、自治体の借金の負担を見る代表的な指標に「実質公債費比率」があります。これは自治体の収入のうち、どれくらいを借金返済に充てているかを示す指標です。西宮市は現在およそ5%で、国が定める早期健全化基準である25%と比べても、かなり低い水準にあります。
さらに、将来世代への負担を示す「将来負担比率」は、西宮市では0%、つまり算定されていません。これは将来負担額よりも充当可能な財源の方が多いことを意味しており、将来に過度な負担を残す財政状況ではないことを示しています。
このように、西宮市の財政は借金に大きく依存している状況ではありません。
もちろん、自治体がまったく借金をしないということは現実的ではありません。大切なのは、借金の額そのものではなく、借金に頼った財政運営になっていないかどうかです。
西宮市では、財政の健全性を保ちながら、市民サービスを維持し、将来世代に過度な負担を残さない持続可能な財政運営を進めていきます。
動画ではホワイトボードを使ってより分かりやすく説明していますので、ぜひご覧いただければと思います。
https://youtu.be/vQYlE87543w?si=XRMywyF-JAycHwvt









