4月9日、B.LEAGUE が2019-20シーズンにおける各チームのライセンス評価を発表し、西宮市に本拠地を置く西宮ストークスには、「B2」ライセンスの交付となりました。
【以下、西宮ストークス ホームページ参照】
https://www.storks.jp/news/detail/id=14857
本市の新中央体育館の整備計画と関連することでもあり、西宮ストークスの渡瀬社長も西宮市について言及されていることでもありますので、私どもの所見を記しておきます。
まず、今回、西宮ストークスのライセンスがこれまで「B1」であったものが「B2」となってしまったことに、私たちはとても残念なことと感じております。
今回、ストークスへのライセンスが「B2」となった理由は、ホームとするアリーナの施設基準のうち、工期がリーグの基準を満たしていないと判断されたことによるものです。
B.LEAGUEは2016-17シーズンから始まりました。2015年に実施されたリーグへの入会審査において西宮ストークスは実際に基準を満たすアリーナがありませんでしたが、西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備基本構想をもってB.LEAGUEへの入会が認められました。この場合、現在のリーグが示すアリーナの基準については「2022-23シーズン中に新設アリーナもしくは基準を満たすホームアリーナへの移転が可能であること」となっております。
私が昨年4月に市長就任以後、中央運動公園の再整備事業実施に向けた意思決定に精力的に取り組んでまいりました。そして、基本構想をより具体化した基本計画策定に向けて、本事業における施設整備内容やスケジュールを検討してまいりました。その結果、現時点で想定される新体育館の竣工時期は2024年1月となりましたが、その時期がアリーナ基準を満たさないと判断され、「B1」ライセンス獲得とはならなかったようです。
今後ですが、リーグの判断基準に変わりがなければ、今年の11月に申請する2020-21シーズンのライセンスも「B2」になる可能性が濃厚と考えざるを得ませんが、西宮市としては、新体育館の整備にむけて、これまでの計画を着実に進めていく所存です。それとともに、西宮ストークス様が直面する課題として、チームの戦績のみならずホームゲーム平均観客数が改善することを期待するものです。今回のB.LEAGUEによる発表を契機に、西宮ストークス様ならびにブースターの皆さんが改めて奮起を決意し、市も西宮ストークス様の置かれた状況をしっかりと認識しながら、中長期的な観点から西宮市のスポーツ政策充実に向かうように尽力してまいりたいと存じます。
2019年4月12日
西宮市長 石井登志郎