令和三年 成人式を阪神甲子園球場にて開催しました

令和3年の西宮市成人式を開催しました。難しい判断でしたが、成人となった彼らにとっても貴重な学びの機会となったと思います。

成人式の式辞

成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます!

この瞬間、寒空の中ではあるけども、マスクの奥に見える皆さんの晴れやかな表情をみると、開催してよかった、皆さんの門出を、西宮市としてお祝い出来てよかった、そんな気持ちになります。阪神甲子園球場の皆さん、ご来賓の渋谷議長様、そして関係の皆さん、本当にありがとうございます。

 ただ、この開催の判断が正しかったかどうか、それはこれから今日の皆さんにかかっています。旧友に会えた、嬉しい、楽しい、これはすばらしい。でも、お願いです、今日は、みんなでごはん、会食はやめてください。今日の日は、ぐっとこらえて、同窓会、仲間との飲み食いを伴ってのひと時は、コロナが明けたそのあとにしてください。
成人、つまり大人となられた皆さんならば、賢明な行動をとってくれる、私たちはみやっこの皆さんを信じて、開催の判断をしました。どうかよろしくお願いします。

 今回の成人式では、皆さんに案内を二度、送ってしまいました。市役所は、何をやっているんだろう、そう思われたでしょう。一度目の案内状で、自分の卒業校がない方からすれば、気分を害してしまった、西宮市の成人式に招かれていないんじゃないかと思った、ごもっともなご指摘です。私たちに想像力がなかった、送ることだけ考えて、受け取る側の気持ちになって作っていなかった。結局、学校区に変えて、送りなおした。余計な税金も使ってしまった。皆さんに、このことについて、市を代表してお詫びします。

 せっかくのお祝い式典に、コロナなので会食するなとか、想像力のなさから二度案内状を送ってしまったことを市長が詫びるような式辞になってごめんなさい。

 ただ、私が今、率直に皆さんに伝えたいメッセージを考えたらこうなった。世の中、思い通りに行くことばかりではない。ついてないこともある。失敗してしまうこともある。皆さんが歩んでいく人生も、いいことばかりではないでしょう。そんな中で、私たちは生きていく。

 でもね、ついてないと思うことがあっても、失敗があっても、その失敗のことを受け止めて次に生かしていければ、必ず前に進むことができる。このコロナの中で成人式を迎えることになった皆さんは、出席しようか、同窓会を延期にしようか、それぞれ悩んで、いまここにいる。真剣に悩み、出した結論は、そのプロセスを踏んだだけでも、皆さんは成長していると思います。

 それと、皆さんを今日まで育ててくれたご両親、先生、恩師、愛する人があってこそ、皆さんが今日ここにあることを忘れずに、お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん、先生に、「ありがとう! 成人式だったよ!」と電話、LINEをしてあげてください。あなたたちからの一本のメッセージが、特にお母さんにとって、今日までの苦労が報われた、よかった、嬉しい、そう思うはずです。

 春の来ない冬はない。朝の来ない夜はない。このコロナだって、必ず明けるその日はやってくる。すべては、たとえ壁にぶつかったとしても、必ず乗り越えられる日が来る、明ける日が来ると信じている限り、皆さんの人生には光が差すと思います。そこに力となるのが、友である。互いの光となるような、そんな人になってください。一緒に悩んだ仲間と、人生を切り開いてもらうこと、そんな皆さんを西宮市は、これからも皆さんを応援します。

成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます!