80年越しの約束、ついに実現へ! 阪急武庫川新駅(仮称)新駅設置等合意書に署名しました!

 本日、尼崎市、西宮市、阪急電鉄株式会社の三者で、阪急神戸線武庫之荘駅~西宮北口駅間の新駅設置等に関する基本合意書が交わされました! 西宮市にとっては、昭和17年に当時の瓦木村が西宮市と合併する際の覚書に新駅設置が盛り込まれていたことから、長らく大きな宿題であり続けました。とても長い期間にわたり検討が続けられて参りましたが、このほど、武庫川の対岸にある尼崎市においても設置に向けて必要な決断をしていただくこととなり、基本合意書の締結となりました。

 これから、両市において国費補助を受ける前提となる都市・地域総合交通戦略などに新駅を盛り込むなどの作業の後、願わくば令和7年度に国への補助申請、そして遅くともこれから10年以内の開業を目指していくこととしています。事業費については鉄道施設等(駅舎や自転車駐輪場など)で約55億円を見込んでおり、国が1/3、尼崎市と西宮市がそれぞれ1/6、阪急電鉄が1/3を見込んでおります。この他にも、周辺道路の整備が必要となり、相応の事業費が見込まれますが、新駅整備によって概ね2億円/年の税収増(市民税、固定資産税等)が見込まれるため、市にとって価値のある投資になると考えています。

 新駅を通じて本市としては、周辺駅(JR甲子園口や阪急西宮北口駅)の駐輪場不足解消、環境にやさしいウォーカブルなまちづくりの推進、さらには良質な住宅地として新駅周辺の人口が増えるなどして活性化することを見込んでいます。特段、大規模な開発がされることとはなりませんが、駅周辺の整備や新駅への寄り付きについては、それなりにスムーズなアクセスができるように手を入れて行かねばなりません。地域の皆さんのご理解を得ながら、迅速に進めて行きたいと思います。

 今回の合意に関しては、尼崎市の稲村和美市長の強力なリーダーシップがあってこそ今日の日を迎えられたと思います。上述したように、西宮市にとっては80年前からの課題でしたが、尼崎市にはそもそも新駅構想など何もなく、私が就任した4年半前ですら、尼崎市役所内部では積極的な姿勢はとても薄かった(らしい)です。そうした状況の中、私としては尼崎市を共に成長するパートナーであるとの認識のもと、子育て政策や情報化政策、コロナ対策などあらゆる面で尼崎市と連携、協力関係を深めながら、信頼関係を醸成し、新駅設置の意義についても共通認識を積み重ね、今日の日を迎えることとなりました。兵庫県にもご理解をいただきながら、こうして政策の実現が図れたことは、本当に嬉しく思う次第です。

今後、市民の皆様のご理解をしっかり得ながら、安全第一に、そして迅速に、願わくば10年以内と言わず少しでも早く新駅が開業する日に向けて頑張って参りたいと思います!

神戸新聞NEXT
「80年越しの悲願」阪急・武庫川新駅の設置決まる 尼崎、西宮両市、人口千人増 「遅くとも10年以内」  阪急電鉄神戸線の武庫之荘(兵庫県尼崎市)-西宮北口(同県西宮市)駅間で設置が検討されている武庫川新駅(仮称)について、阪急電鉄と尼崎市、西宮市の3者による基本
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