子どもたちをみんなで見守る西宮を進化させていきます!

今日は昼過ぎから津門小学校、鳴尾北小学校への視察に出向きました。主な目的は、放課後や長期休暇時に、校内において子どもたちの居場所となる事業についての現状確認と課題の認識についてです。

西宮市では、いわゆる学童保育にあたる育成センターが全小学校に整備されていることはもちろんですが、それと共に放課後キッズと呼ぶ、全ての児童が対象となる事業を全校で実施すべく展開を進めています。育成センターはきっちり預かりますから、特に低学年のお子さん家庭にとっては、安心感のある場所です。一方で、必ずしもそこまでがっちり預かってもらうまでではないけど、でも学校内に残り、宿題を済ませたり、本を読んだり、友だちと遊びたい、という児童もおります。保護者にとっても、育成センターか、すぐ帰宅してくるか、の2択でなく、緩やかに見守られながら、安全に、思い思いに子どもたちが過ごせる場のニーズがあるとの声もお聞きしてきました。

私が市長に就任した2018年時点でも、育成センター以外にいくつかの放課後事業はありましたが、校外であったり、週に一、二度であったりと、今ひとつ子どもたちや保護者の皆さんのニーズに応えきれているとは言いきれませんでしたので、思い切って全校に放課後キッズ導入の方針とすることとしました。昨年2022年度までに、市内全41校中26校への導入が進み、今年度中にさらに6校(うち2校は運用方法変更によるもの)が加わり、残りの学校も順次導入をしてゆきます。

今日の2校は、2022年度からスタートした学校でしたが、子どもたちはのびのびと、図書室やランチルームなどで宿題する子もいたり、折り紙のカーネーションの手紙(母の日対応と思われます)を作ったり、本を読んだり、校庭で遊んだりと、とても穏やかに楽しそうに過ごしていました。両校では校長先生らの理解も深く、使える施設はどんどん使っており、なんと多い日には、放課後キッズに100名を越える子どもたちが参加するそうです。この状況からして、放課後キッズの導入は、子どもたちや保護者の皆さんにも歓迎いただいているなと感じたところです。

育成センターについては、しっかりお預かりするという役割をこの先も果たしていけるよう、取り組んでいかねばなりません。一部の学校では、小学校4年の預かりができていないことは課題ですし、また、待機が出てしまう校区もあり、施設老朽化への対策も併せて、しっかり対応していく必要があります。順次、施設更新していくこと、また一部校区では、民設民営施設のさらなる誘致、そして各育成センターの運用改善などにも着手して参りたいと思います。

行政の立場から、やれることはこの先ももっと拡充していきたいと思いますが、私が目指したいのは、子どもたちを社会全体で見守るような西宮市です。今も、地域では子ども食堂を立ち上げていただいたり、さまざまな形で、温かく子どもたちを守り育んでいただいている皆さんには、本当に感謝です。そうした輪を、さらに拡げながら、子どもたちの成長と、子育て世代の支援を進めて行きたいと思います! 

今日、いきなり訪問した私に対して、子どもたちは「シチョーさん、って、何?」と、どストレートな質問を投げられ、うろたえてしまいましたが、私はなんなのだろうと考える機会をもらえたこと、小学生にシチョーって何か、どう説明したらよいかという、素晴らしい問いをもらえたことに、これまた感謝です! 頑張ります!

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