西宮市ではごみ量削減を目的として市民の皆さんに分別を呼びかけると共に、一昨年からは指定ゴミ袋制度を導入して更なるごみの分別をお願いし、導入前と比べて可燃ごみが約13%削減することができました。市民の皆さま、ありがとうございます!
さて、こうして分別の呼びかけをしている側ではありますが、では実際に分別された資源がどう再生されるか、そのリアルもしっかり見ておきたいと、今日は尼崎市にある二つの施設に視察へ行って参りました。今日は、ダンボール紙製造のナンバーワンであるレンゴー株式会社さんと、包装プラスチックのリサイクルを手がけるマツダ株式会社さんにお伺いしましたが、同行した職員ともども、とても勉強になりました。
ダンボール紙を製造されるレンゴー尼崎工場では、原料の99%以上が古紙だそうで、ほぼ完全にマテリアルリサイクルが成立しています。気になっていた異物混入率はおよそ4%、その除去技術もすばらしく成熟したもので、とても感心しました。その中で、混入したら困るダンボールもあるという話を聞いたのですが、海外から食品を輸送するために使われるダンボール箱の中に、ロウをひいて強化しているものがあるようで、これが混入すると除去も出来ずにかなり厄介だ、ということだそうです。グローバルな世界の課題はたくさんあるものだと、改めて認識いたしました。
今後も、市としてリサイクルを推進していく上で、今日の視察も何らか生かしていければと思います。ご対応いただいた皆さま、ありがとうございました!