【市長コラム 2025年(令和7年)4月 宮市制施行100周年記念式典開催、次の100年に向けた新たなスタートです!】

4月20日、多くの方々の献身的なご協力のもと、西宮市制施行100周年記念式典を開催することができました。この瞬間に、市長として立ち会わせていただけたこと、本当に幸せなことと思いましたし、改めて、文教住宅都市・西宮のパワーを実感した一日でした。

式典では、これまで市政や市民生活を支えていただいた様々な地域団体の方々への感謝状を贈呈させていただくとともに、神戸女学院大学音楽学部の皆さんによるオープニングのファンファーレと素晴らしい合唱、また式典の第二部においては、西宮市吹奏楽団によるコンサートも行われ、その中でもこの100周年のためにわざわざ作曲していただいた「「センティニアル・フィエスタ」を初披露いただき、私も初めて聴かせてもらいました。どんな曲だろうと全く想像つかないでいましたが、すごくエネルギッシュで躍動感があり、未来に向けた西宮の、特に芸術文化のエネルギーを感じさせてくれる演奏で、とても感動しました。

 この式典以外にも、100周年に関連して、様々なイベントを多くの皆さんのご協力によって挙行することができました。

 昨夜は式典前夜祭として、「能・西宮」の復活公演が行われ、ほぼ市内在住の一流の能楽師の方々によって素晴らしい舞台が披露されました。市制は100年ですが、西宮の名が歴史に出てくるのは平安時代のことで、それが室町時代に演目となり、それを大半が市内在住の方々によって演じられるとあって、会場は大入りとなりました。

 ちなみにあらすじは、およそ以下のようなものと聞いております。

およそ1000年前。都の貴族である藤原実方(さねかた)は霊験あらたかと言われる西宮(廣田神社)を訪れ、廣田神社を創建したとされる神功皇后が国を守ったときの物語を神々から聞きます。そのときの様子を室町時代に能に仕立てたものが「西宮」です。

能の舞台は、私のような素人には一言一句理解が追い付かないところも正直ありますが、和楽器のリズム、響き渡る謡いと華麗な演舞を見ているだけでも、古の世界に引き込まれるようで、それがこの町の歴史にまつわることともなれば、とても感慨深く思うものでした。

また、この100周年の式典に合わせ、市内を中心とした各地のだんじりが16台が市役所前と廣田神社に集結し、威勢の良い、見事な引き回しを見せてくれました。およそ2年かけて今日の日に向けて準備をされてきたそうですが、これだけの大事業は、本当に大変だったと思います。勇壮なだんじりを一目見ようと、本当に多くの市民が来られていましたが、口々に「こんなに集まるのは見たことがない、すごい!」と言われているのが印象的でした。本当にありがたいことでした。

そして昨日と今日にかけて、市役所前の六湛寺公園においては、野外アートフェスティバルも開催されました。子どもたちの参加型イベントや、数々の野外コンサートもあり、また市内中学校からの応募作品や年齢層を問わない数々の印象的な作品も展示されており、お天気にも恵まれ、こちらも多くの市民の皆さんでにぎわっていました。ちょうど市役所前がリニューアルされたこともあり、そのお披露目にもなったようで、今後、さらにこうしたにぎわう機会が続いていけばと思うものです。

こう書いていて改めて思うのが、やはり西宮は市民の力があってこその西宮市なんだ、ということです。それを私自身も改めて思いを強くして、文教住宅都市・西宮を市民とともにさらに磨きをかけて良いまちだと実感できるように頑張っていきたいと、改めて決意するものです。市民の皆さん、ありがとうございます!、これからも、どうぞよろしくお願いします!

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