《重点政策3 シニアもみんなも生き生きするやさしいまちへ》

バス網の拡充など公共交通の利便性の向上、高齢者向け防災マニュアルの策定など、快適で安心な西宮市をつくります!

西宮市は人気のまち、と言われますが、何が人気なのかと聞くと、「大阪や神戸に行きやすいから」。しかし、働く人以外で、どれだけの人が毎日、大阪や神戸に行くでしょうか。都会に出やすいことももちろん大切ですが、西宮市内での移動が、実は不便だと感じている人が、特に多いことに気づかされました。考えてみてください、中央図書館から、中央病院に行くには、どうやって行きますか? それぞれ「中央」とついてますが、この二つの市立の「中央」施設を行き来するには、とても不便なのが実情です。そこで私は、「移動」に目を付けました。病院に行くにも、お友達と会うにも、必ず移動は関係してきます。西宮市の移動環境をもっとよくすれば、まちの利便性が高まり、魅力はもっと高まり、みんなが生き生きしていくことと思います。

そして、何かあった時の備え、「防災」もとても大切です。そこで、私は思います。立派な防潮堤や洪水対策など、もちろん大切だとは思いますが、そうしたハードの整備だけでは、何かあった時に機転の利く対応が果たしてできるだろうか、ということです。南海トラフ地震に伴う津波対応で、国道2号線の北まで避難するようにと言われても、実際にどれだけの人が対応できるでしょうか。また、南部の人は津波対策ですが、苦楽園や甲陽園の人たちは、それよりも土砂崩れ対策の方が気になるはずです。それぞれの地域、家族構成等々によって、注意するポイントや対策は変わってくるのが防災対策であると言えます。行政がハード主体で防災対策を論ずるのは、住民をミスリードしかねません。だからこそ、私はひとつの象徴的な例として、「高齢者向け防災マニュアルの策定」と書きました。これは、なにかひな形があるわけではありません。しかし、この高齢者向け防災マニュアルを市民の皆さんと一緒につくっていくプロセスを通じて、それぞれの市民が、それぞれの地域、課題に応じた防災対策を意識して講ずることができる、そう考えています。こうした、個々に向き合うきめ細やかな対応によって安心が高まり、みんなが生き生きする、やさしいまちになると考えています。

 

 

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