暑い夏も過ぎ去り、秋がやってきました! 過ごしやすく、実りの季節でもある秋ですが、今回注目したいのは「スポーツの秋」についてです!
西宮市には現在、市内に拠点を構えるトップリーグのスポーツチームが複数あります。ひとつは言わずと知れた阪神タイガースですね。開幕九連敗からのクライマックスシリーズ出場という、ある意味での偉業を成し遂げてくれたタイガースに、ここからの日本一を期待したいところです。それ以外にも二つのチームがこの秋から始まるシーズンのご挨拶にと市役所を訪れてくれました。
ひとつが、バスケットボールBリーグの西宮ストークスです。西宮市立中央体育館に本拠地を構え、昨シーズンは好成績を収めて1部リーグへ上がるためのプレーオフに進出しましたが、あと一歩のところで惜しくも敗退となりました。そんなストークスですが、実は次のシーズンからはBリーグの規定などにより本拠地を神戸へ移転させることが発表されています。移転されたとしても、これまでに子どもたちへのバスケ教室や、御前浜や西宮浜での清掃活動を通じて、ストークスと西宮市との間に培ってきた絆に変化はないと思っています。ぜひ今シーズン、西宮でのB1昇格を期待したいところです。
もうひとつは、バレーボールVリーグのJTマーヴェラスです。こちらは今津にあるJTバレーボール部体育館を練習拠点としており、オリンピック代表選手など日本を代表するプレイヤーを擁して、リーグ優勝などを重ねてきた強豪チームです。単に練習拠点があるというだけでなく、マーヴェラスの選手たちにも宮っ子や指導者の皆さんへのバレーボール教室などでご協力をいただいています。チームを率いる吉原監督は日本バレーボール界における伝説的な方で、そうしたチームが身近にあることはとても光栄なことです。残念ながら西宮市の体育館ではVリーグの興行ができないため、尼崎市のベイコムアリーナ等での観戦となりますが、西宮市で積み重ねた練習の成果を、注目される晴れ舞台で発揮されていると思うと、とても誇らしいと感じます。
そんな二チームの主将と副主将格の助っ人選手が、西宮市役所に表敬に来てくれました。どちらともとても気さくで、外国人選手がユニークでチャーミングなのが印象的でした。市を代表して、両チームに心からのエールを送らせていただきました。
今、物価高や不安定な世界情勢など、心配なことに事欠きませんが、こうした時にこそ、心身ともに勇気と明るさを与えてくれるスポーツの力は大切だと思います。この秋、スポーツを通じてすべての人々の心を晴れやかにして、みんなが穏やかな日々を送れることを願いつつ、「スポーツの秋」も堪能したいと思います。
令和4年10月5日
西宮市長 石井登志郎
西宮ストークス 道原紀晃主将(右)、デクアン・ジョーンズ副将(左)と
JTマーヴェラス 吉原知子監督(右)、目黒優佳主将(左)、カースタ・ロウ選手(右から2番目)と