OPEN! 西宮 質問お答えシリーズ1 憲法改正に関する議論について

基本的に、地方自治体のトップを選ぶ際のテーマとして、憲法にスポットを当てるべきではないと思います。市政のテーマは、保守や革新と言う軸でなく、その市の課題をどう改善するかと言う観点で論戦が進められるべきと考えられるからです。とはいえ、多くの方の関心がありますから、私の考えをお示ししたいと思います。

憲法は、人間が作ったものです。だから、絶対に変えてはいけないものではないし、常に改善したり、時代に合わせていく改正論議は、積極的になされるべきです。地方自治体をリードしていく立場を目指す中で気になるのが、第八条の地方自治に関する、第92条から95条です。地方の自治を積極的に奨励しているようには見えず、国の下部団体としての位置づけが透けて読めます。こうしたところは、開成に向けた議論を加速させるべきです。また、89条から読み取れる、私学助成が憲法違反となりかねない条文も、改正が必要ですよね。

その他、たくさん論点はありますが、国論を二分するような、相当な労力を割かねばならない条文を、いまここで改正に向かわす必要はないと思います。もっと現実的に、そしてフレキシブルに憲法を議論できるような環境を作っていくべきだと思っています。

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