中核市長会 in 旭川 北の大地で、課題の共有と改善に向けた協力、まちづくりの学び、交流機会の創出を目指して

10月28日から30日まで、北海道を訪れました。全国62の中核市が集まる中核市サミットが、初めて北海道・旭川市で開催されました。概ね同規模で保健所設置などの機能を有する中核市間の政策協議を重ね、国への提言・要望活動へと繋げて行く行動体が中核市長会です。

今回は中核市制度発足30周年の節目であり、会議の場はもちろん、各市長との懇談も大変貴重な時間です。自治体によって地域事情は異なりますが、財政、人口減少、子育て、公共施設、行政改革など、共通する課題も少なくありません。他市の取り組みを聞き、西宮市の現状や施策と比較することで、新しい気づきやヒントが得られます。西宮市としての大きな課題でもある、福祉施策において国からの予算補助が本来の割合から大きく下回っていることなども全中核市で共有することが出来ました。

同時に、せっかく北海道まで来た機会ですので、市内の施設も精力的に見て回り、前日には旧知の縁ある新ひだか町も訪問して参りました。

旭川市では、まず3年前に新しく建てられた市庁舎を訪れました。「書かない窓口」で市民が申請書を書く負担を減らす取組や、相談に訪れた市民フレンドリーなつくりに加え、市民も寛げそうな空間であることが印象的でした。建物自体が新しいゆえに実現できていると感じる点が多くありましたが、今の西宮市においても出来そうな取組もあり、今後の改善に向けて参考にしたいと思います。

また旭川市では、旭山動物園が有名ですが、市にはかなり力の入った科学館・サイパルと、上川地方の歴史を学ぶ郷土資料館があります。科学館・サイパルは、宇宙、地球、北国の自然などをテーマにして、子どもたちの知的好奇心を刺激する施設として、なかなか魅力的な空間でした。

一方、郷土資料館は、アイヌ民族の歴史や文化、そして本土から屯田兵として入植した人々の暮らしと、北海道の自然を紹介する博物館です。改めて、極寒の北海道で生き抜く人類の逞しさと、自然の厳しさ、雄大さを実感しました。

両施設ともとても立派で、さすが旭川市は文字通り上川地方の中核市だと感じたものですが、子どもたちなど来訪者に何をどう感じてもらえるか、行政の縦割りでなく来訪者目線で織り交ぜられた工夫に、いくつもの学びがあったと思います。

その他、旧国鉄の工場を活用したレンガ造りの市民活動拠点であるCoCoDe(ココデ)や、旭山動物園、屯田兵から旧陸軍第七師団、現在の陸上自衛隊に至る歴史を紹介する北鎮記念館、旭川の発展とともに歩んできた歴史ある上川神社も訪れました。ホストである旭川市の今津寛介市長と市職員、ご関係の皆様のホスピタリティも感動ものでした。ありがとうございました!

遠く大雪山を望む一面の田園風景は、まさにでっかいどう、北海道でした。明治維新前には、アイヌの暮らししかなかった土地は、一からまちづくりが進められたおかげで、市内中心部も道が碁盤の目のように整備されています。

初めて訪れた街では、無理してでも朝ランをするのですが、たまたま朝陽がまっすぐな道の先に見えた瞬間には、思わず息を飲んでしまいました。こうした景色は、あまりないですよね。。。

また今回は、北海道にまで行きましたので、日高地方の新ひだか町を訪問し、旧知の大滝敬貴町長縁を表敬の後、学校教育や馬産地としての地域資源を活かした取り組みも視察致しました。

同町では、町立の高静小学校と静内第三中学校を訪問(両校には校長先生にビッグみやたんを渡す)、都市部とは異なる環境の中で、地域に根ざした学校教育のあり方に触れる貴重な機会となりました。また、新ひだか町を代表する名所「二十間道路桜並木」にも足を運びました。約7キロにわたって桜並木が続く壮大な景観は、地域の宝そのもの。桜の季節ではありませんでしたが、そのスケールの大きさを実感しました。

さらに、町立の「ライディングヒルズ静内」も訪問。馬産地として知られる日高らしく、一般の方も乗馬や馬とのふれあいを楽しめる公共施設です。地域の特色を教育、健康づくり、交流に活かす取り組みが印象に残りました。こうした大自然や、馬との触れ合いの機会を、西宮の子どもたちに作れたらよいものだなあと思いを膨らませ、頭を巡らせています。いい案が何とか捻り出せればよいと、ぐるぐる回転させてみたいと思います。

今回の北海道訪問では、それぞれのカラーをいかに自覚しながら取り組みを進める大切さを改めて感じました。まちづくりには唯一の正解はなく、また背景が違うものを真似てみてもうまく行くとは限りません。

一方で、市町長との交流は、同じ立場で行政運営に向き合う者同士だからこそ得られる貴重な機会でもあります。今回の出張を、次なる西宮市の施策にいかしていけるよう、取り組んでまいります。ご対応いただいた皆様、ありがとうございました!

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