「西宮市教育大綱」のバージョンアップに取り掛かります!

17日、本年度3回目の総合教育会議を開催いたしました。議題は、「西宮市教育大綱の改定について」です。西宮市における教育の基本指針である教育大綱を改めて確認し、それをバージョンアップする必要はあるか、あるならばどういったポイントかについて、教育委員の皆さん方らと活発に意見交換を行いました。

教育行政に関しては、2015年に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正され、首長のイニシアティブが強まることとなりました。総合教育会議も首長からの発議で開催されますし、首長のリードで策定された教育大綱を通じて、各自治体の教育方針や方向性を示すこととなります。西宮市においては、2016年11月に現在の大綱が完成し、現在へと至っています。今の教育大綱は、子どもたちの育ちに焦点を当て、「西宮の子どもたちへ」「西宮の大人たちへ」として、それぞれに対して「こうあってほしい」と期待することを記載しています。とてもユニークな構成です。

一方で、私が目指す西宮市の教育のあり方を明確にするうえで、教育大綱をもう少し肉付けしたいと考えるようになっていきました。それは、新しい学習指導要領のポイントでもある「学校と社会のつながり」であり、「主体的で対話的な深い学び」にも関わることです。

私が常に感じるのが、教育というのは、その子どもと親、そして学校関係者だけのものではない、ということです。社会とのつながりがあり、そして地域の人々らとも触れ合いながら子どもたちは育っていくし、地域の人たちも子どもたちの育成に積極的に関わっていってもらいたい、という思いがあります。さらに、これからますます価値観が多様化し複雑化していく中、西宮の子どもたちが、社会を構成する市民として、社会の意思決定や運営の過程に積極的にかかわっていくように育っていってもらいたいという思いがあります。こうしたニュアンスを教育大綱に含むことによって、社会全体で教育を支える、未来を生きる子供たちに必要なたくましい力を育む、そんな方向性に導くことができないかと考えています。これこそがまさに「シチズンシップ」であり、シチズンシップを醸成していくことの重要性を私としては主調しました。

参加した委員の方々からは、とても多面的で多様な意見が出され、私が示した視点以外にも、教育大綱をバージョンアップしていく芽を示してもらうことができました。今日の段階は芽出しと方針の確認まででしたが、今後は、引き続き総合教育会議を開催するとともに、市民の皆様にもご意見いただく機会を経ながら、改定に向けて歩みを進めていくこととなります。加えて、教育大綱とともに、先日策定に動き出した「幼児教育ビジョン」など他の計画との関係性も整理し、「文教住宅都市 西宮」がさらに充実していくためにも、しっかりと基盤となる考え方の整理を進めていきたいと思います!